クボタメソッド インストラクター研修

15日から2日間、クボタメソッドのインストラクター研修でした。

一流の講師の方々によるセミナーで、貴重なお話をたくさん聞くことができました。「乳幼児の脳(特に前頭前野の育て方)」、「発達障害の捉え方・対応の仕方と環境整備」、など興味深いトピックが盛り沢山。専門的なデータや文献を、脳科学の素養のない私でも理解できるよう易しくかみ砕いて説明してくださり、学生に戻った気分でノートを取りました。

久保田先生からは「発達障害とクボタメソッド ~これからの展開」「5才までの脳の正しい育て方」といったお話を通して、最新の脳科学について教えて頂きました。
AIの進化、そして少子高齢化に伴う時代の変化によって、これまで以上に見通しを立てることが難しくなっていく社会の中で、どういった能力を育てることが子供達のためになるのか、ということを考えさせられました。また、発達障害についての認識も大きく変わりました。発達障害は、得意なことと苦手なことがはっきりしていたり、人の気持ちを慮ることが苦手だったりといった症状が出ることもありますが、クイズ形式で人の話を聞く練習をしたり、真似っこ遊びをしたり、できたことをほめて自己肯定感を高めたりすることで、そうした面もカバーしていくことが可能だそうです。子供たちと接するときに、出来ないことがあっても、まず個性として受け止め、かわりに、出来ることをたくさんの「すごいね!」で大事にしていくことが大切なのだと教わりました。


セミナーと同時に、カヨ子先生を偲ぶ会も行われました。カヨ子先生は、テレビや育児書など様々なメディアで活躍し、脳科学に基づく教育法を研究していた方で、クボタメソッドの創始者でもあります。カヨ子先生を慕う方々が、先生にまつわる素敵なお話を語っておられました。

私自身は、生前のカヨ子先生に直接お会いする機会はなかったのですが、皆さんのお話を聞いて、その聡明さ、そして人間としての在り方そのものに感銘を受けました。

カヨ子先生はいつも、派手な色のお洋服しか着なかったそうです。それは、あざやかな色を好む子供たちのためであり、そうした些細なエピソードからも、カヨ子先生の愛情の深さが伝わってきました。

カヨ子先生は生涯を通してたくさんの子供たちを見て、愛していらっしゃいました。クボタメソッドはその考えを受け継いでいるそうです。私も、子供たちに、将来に役に立つことをただ教えるのではなく、愛情をもって接していくことができれば…と思いました。

よしはらピアノ教室

よしはらピアノ教室は、高松市桜町にある、ピアノとリトミックの音楽教室です。

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